大好きな唐組の人々
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久保井研




公演によっては演出をもする。 緻密な作品の読み込みと組み立ては、唐組随一。 役者としての安定感と、けして力ずくでないエネルギーは、圧倒される。 せりふもひとつひとつ大事に客の耳をふるわせる。河童では演出補をつとめたが、出演できず、残念がる客が続出したが、「津波」では、舞台の冒頭で、客をあっという間に引き込み、ヒロインの幼なじみとして現れると、「ヒロインの過去」のイメージが舞台いっぱいに広がった。そして、最近作の「鉛の兵隊」では、センチメンタリズムには落ち込まない力を持った、切ないほどのロマンへの憧憬を感じさせ、涙を誘った。っていうか、私は泣きました。 続く作品での舞台がものすごく楽しみ。 あんた、どんな人生送ってきたの。たまらんよ、まったく。 
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